interview

大学在学中に新型コロナウイルスによるパンデミックを経験したことで、健康や疾病予防に関心を持つようになり、就職活動は医療業界も視野に入れて行いました。私は経済学部で学んでおり、医療に関する特別な資格や知識は持ち合わせていませんでしたが、石川県予防医学協会であれば健診総合職として県民の健康を守る仕事に従事できるということに魅力を感じ、入職を決めました。
当協会では、協会施設内で実施する施設健診のほか、県内の事業所を訪問する巡回健診を行っています。私自身は現在、巡回健診チームの班長として、現場の指揮や受付業務、検診車の運転などを担当しています。

朝、検診車に資材を積み込み、同行メンバーの点呼を行ってから健診会場へと向かいます。会場到着後は先方の担当者と打ち合わせをし、設営を行います。健診がスタートすると、受付業務や検査業務を行いながら、全体を見回して健診が円滑に進むよう指揮をとります。健診終了後は速やかに撤収作業を行って協会に戻り、機材・備品の片づけ、健診データの処理、翌日の準備を行い、一日を終えます。
巡回健診はチームで業務にあたるので、メンバー間のコミュニケーションや報連相が欠かせません。チームワークで受診者や先方担当者の要望に沿えるような対応をし、満足していただけると大きな達成感が得られます。個人としても、巡回健診を経験するたびに仕事の質が上がり、できることが増え、自己成長を感じます。

入職後は研修を受け、OJTで身長、体重、視力、聴力といった検査を担当しました。並行して健診の受付、班長業務に関する知識を深め、検診車を運転するために中型免許を取得しました。今後は大型免許の取得を目指すほか、担当できる検査を増やし、次のステップアップにつなげていきたいと考えています。
私たちの部署は、皆で協力し積極的に助け合っていこうという風土が根づいており、新人が安心して成長できる環境です。お互いに刺激を与え合い切磋琢磨できる仲の良い同僚と小さな悩みでも親身になってアドバイスをくれる先輩方にも恵まれています。先輩や同僚から認めてもらえる喜びを感じながら、充実した毎日を送っています。