interview

大学卒業後は病院に就職したのですが、健康診断を専門に行う石川県予防医学協会の存在を知って興味を持ち、転職しました。
入職2年目の私は診療放射線グループに所属し、施設健診、巡回健診で胸部X線撮影とマンモグラフィ撮影に携わるほか、先輩に指導してもらいながらマンモグラフィの０次読影を行っています。今後は胃部X線撮影、CT撮影、腹部や乳腺の超音波検査など、仕事の幅を広げていく予定です。
この部署は話しやすいスタッフが多く、仕事の悩みから身の回りのちょっとした出来事まで、何でも気軽に話せます。新しい業務に取り組む際は、先輩が丁寧に指導し、フォローしてくださるので、安心して仕事に打ち込むことができます。

8:30から勤務開始となり、必要な機材を積み込んだ検診バスに乗り込み、午前、午後とそれぞれの会場で健診を行います。16：30頃に協会へ帰着し、画像の転送確認処理などを行った後、17：10に終業というのが一般的な一日のスケジュールです。
私が仕事をする上で大切にしていることは、受診者様の目線になって考えることです。どのように伝えれば分かりやすいか、どんな声掛けをすれば緊張をほぐすことができるかを考えて、接することで、良い写真を撮ることができ、病気の早期発見につながります。特にマンモグラフィ検査はどうしても痛みのイメージが強く、身構えて受診される方が多いのですが、適宜お声掛けしながら検査を進めています。「いつもより痛くなかった」と感謝の言葉をいただけると、とてもうれしく思います。

石川県予防医学協会で働いていて良かったなと思うことは、仕事を通じて、自分の親や友人など、身近な人の健康を支えていると実感できることです。
より多くの人に、安心して、気持ち良く検査を受けてもらいたいという思いもあります。耳の不自由な方に対応するために手話を勉強してみたり、日本語に不慣れな外国の方々向けにイラストを多用した説明文を作成したりと、自分なりに工夫しています。診療放射線技師としてできる仕事を増やすとともに、こうしたサポートを必要とする方への接遇の工夫は、今後も欠かさず行っていきたいと思っています。